この仕事をしていると
お客様から家のことや趣味のことなど
教えてもらうことも少なくありません。
ある方とどんな家にしたいかとお話ししていた時に
「おすのつぼにすんでいたおばあさん」という絵本を
教えてもらいました。
そのお話の中で
おばあさんが住んでいる家みたいで良いと
その方はおっしゃられました。
その価値観にとても共感できたので、
私も読んでみました。
タイトルにもある通り「おすのつぼ」がおばあさんの家で
小さな空間で工夫して住みこなしている(質素な暮らし)
生活から物語が始まります。
簡単にまとめると物欲をテーマにしたような話です。
家の価値観は多種多様なので正解はありません。
(逆にどれも正解です)
建築に携わる身としては
相手にとって新しい家の価値観を提案することは
仕事の一部だと思っています。
モノにあふれた現代社会では
逆行しているような主人公のおばあさんの価値観ですが
家づくりを考えている方には
ぜひ読んでみてもらいたい一冊です。
