このお仕事をさせて頂く中でよく目にする北欧家具。
代表的なYチェアなど、
座面にペーパーコードを使用したものがあります。
ある時ふと「これはどうやって
編まれているのだろう。。」と気になり
自分で作ってみる事にしました。
木材を組み、ペーパーコードを編んでいきます。
Yチェアなどに使われているのは
「封筒編み」という編み方です。
編み始めてみると想像していた以上に難しい。
力を入れすぎてもだめですし、
気を抜くと全体がゆるんでしまいます。
集中してやっと一周編めたとしても
進んだのはわずか数ミリ。
約150ｍほどのペーパーコードを使う
大変な作業でしたが
編み終わった時には達成感があり、
手仕事を感じる愛着が持てる物が出来ました。
お家も同様に小さな積み重ねで出来ています。
設計士が描く図面、お客様との打合せ、
現場監督の段取り、職人さんの手仕事等。
他にも目には見えない仕事がたくさんあります。
その積み重ねが愛着や住み心地に
つながると思います。
一つ一つの仕事をていねいに
良いお家を作っていきたいです。
