先日、お施主さまにお誘いいただき、
近江八幡市へ日帰り旅行に行ってきました。
私は車を持っていないこともあり、
ふらっと気軽に出掛けることはあまりなく、
どちらかというとインドアな性格です。
そんな私に「一緒に行きませんか」と
お施主さまから声をかけてくださいました。
ぜひご一緒したいと思い、
久しぶりのお出掛けとなりました。

朝から移動して、まずお昼ご飯を楽しみました。
その後、藤森照信さんが手がけたラ コリーナ近江八幡と、
照明器具のアトリエを見学しました。
ラ コリーナは、
草に覆われた屋根が野原の向こうに見えた瞬間から
もうわくわくが始まっていました。

駐車場から少し歩く距離も、不便というよりは、
これから何か特別な場所へ向かうための時間のようで。
まるでテーマパークの入口に向かって
歩くときのような、高揚感があります。
大人でも、こんなふうに胸が弾むのだなと、
少し嬉しくなりました。
いちばん心に残ったのは水の音でした。
雨どいは、人が通る限られた場所にだけ設けられ、
それ以外の水はそのまま屋根から落ちていきます。
軒が低いため、近くを通るたびに
ぽたりと水の落ちる音が耳に届きます。
ただそれだけのことなのに、
その音がとても豊かで、不思議と心に残りました。

そして、今回のメインの目的地、照明器具のアトリエへ。
銅製の照明器具をデザイン・制作されていて、
広い敷地の中にいくつかの建物が点在していました。
アトリエを構える場所として
その土地を選ばれた理由のひとつに、
隣に広がる湖の存在があると伺いました。
建物の2階から眺めると、床の高さと水面が近く、
これまで見たことのない距離感です。
静かな水面を見ていると、
自然と心が落ち着いていきました。
ここに居場所をつくりたくなる気持ちが
よく分かるような気がしました。

振り返ると、どちらの建築も水の存在がとても印象的で、
気づかないうちに心がほどけていくような、
小さなリフレッシュの旅でした。
連れて行ってくださったお施主さまに、
心から感謝しています。
ありがとうございました。
またぜひ、ご一緒させていただけたら嬉しいです。

