フィレンツェの街並み
2015.8.31
私はイタリア・フィレンツェの街が好きです。
2年前、学生のころにヨーロッパ各地の名建築を見に旅行しました。
その中で一番惹かれたのが、イタリアのフィレンツェの街です。
中世の風情を残す街並みは建物に囲まれた狭い路地が迷路のように入り組み、開けたと思ったらいつの間にか建物の中庭にいたりします。
随所小さな広場が設けられ、そこでは楽器を奏でる人が必ずといっていいほどいます。
足元の石畳や建物間隔の狭さから中世の気分を味わいながら、路地を抜けたらまた新しい音楽が聞こえてくる、そんな街の雰囲気がたまらないです。
もうひとつお気に入りがあります。
フィレンツェでは、雨が上がるとこのように傘を玄関先に干している光景が点々とみられました。
街全体がレンガ屋根に、橙みがかった壁といった茶系統の落ち着いた配色で統一されているため、鮮やかな傘の色が映え気分があがります。
この光景は雨があがってからの数時間しか見ることができないかもしれません。
もちろんガイドブックにも載っていないので、訪れる機会がありましたら気にしてみてください。
高台にのぼり、定刻になると街中の協会の鐘が鳴り響き、とまっていた鳥達が一斉に飛び去ります。
ここでは紹介しきれませんでしたが、観光主要エリアを少し外れると紙やインク、額縁、馬術具などの専門店があり、雑多な店内は宝探しをするようでした。
いかにも芸術性の高い、そんな街並みがフィレンツェにはあります。
by kikuchi