神長官守矢資料館

2015.12.14

長野県茅野市にある神長官守矢資料館に行っていました。

藤森照信氏のデビュー作です。

まず、目に飛び込んでくるのは、屋根を貫く4本の柱です。

この突き出た柱は諏訪大社の御柱を連想しているとのことです。

建物の構造はRCですが、仕上げ材はほぼ自然素材でできています。

屋根は地元産の鉄平石、外壁は藁を混ぜた土モルタルとサワラという木材の板張りです。

内装にも藁を混ぜた土モルタルが使われています。

自然素材の素材感や雰囲気が建物の印象を大きく変えてくれます。

竣工してから25年も経っているとは驚きです。

また、素材の経年変化は自然素材ならではの楽しみだと思います。

住宅においても、無垢フロアや塗り壁など自然素材ならではの経年変化を楽しむことができます。

 

 

 

すぐそばには藤森照信氏設計の茶室「高過案」「空飛ぶ泥舟」もあります。

奇想天外な建築をつくる藤森照信氏ですが、改めて自然素材の良さを感じさせてくれました。

 

by Kanaoka