詩仙堂
2015.3.2
先日、京都にある詩仙堂に行ってきました。
詩仙堂とは、江戸時代の文人、石川丈山が隠棲した山荘跡です。
雁行型に配置された室内は庭に面して開かれて開放的な空間となっています。
また、深い庇が切取る奥行きを感じる風景がとても落ち着く空間です。
庭園にある皐月の奥が少し谷になっているので、
その先にあるモミジの根本が見えないことも奥行きを感じる要因のひとつです。
庭に開かれとても開放的な空間ですが、書院や縁側、庭園などの
幾つもの構成や視線の見え隠れが落ち着きのある空間と
静寂な雰囲気を作り出していると感じました。
幾つもの構成や視線の見え隠れが落ち着きのある空間と
静寂な雰囲気を作り出していると感じました。
詩仙堂は、庭園も含めて質素なものですが、
清水寺や金閣寺とはまた違った京都の日本的空間を感じられる場所です。
by Kanaoka