お庭の案内人
2018.11.9
先日、小布施へ行ってきました。
食べあるきがメインの目的でしたが、散歩の途中ですてきなお庭をみつけました。
門がひらいており、オープンガーデンに取り組んでいるお庭です。
住宅の前をとおると、「いらっしゃい、ようこそ。」といっているように
道から目につく場所にきれいに紅葉した樹が目に入りました。
お庭の案内人のように玄関と中庭への通路の分かれ道に
植えられていて、その樹に誘われるがままに、お庭にはいらせていただきました。
お客様へのおもてなしの心や、近隣の方とのたのしい会話がきこえてきそうな…
住んでおられる方の人となりが伝わるお庭です。
私たちが住宅を設計するときは、お庭の計画も一緒にさせていただきます。
土地の形状や地域性やお客様とのお話をうかがいながら
どのようなお庭・アプローチにするとよいか、どの植栽を植えようか、
住まれてからの生活を想像しながら植栽の配置や見え方を考えます。
誰もが目にすることのできるアプローチ空間
玄関に入ってみえる空間
ソファーでゆったりとすごすときにみえる景色
ダイニングテーブルで食事を摂る時にみえる景色など
建物だけが住みよくても、外構計画だけがよくても心地よい空間とはなりません。
中と外とのつながりかたを考えながら、
心地の良い時間がすごせる空間の提案を
これからも考えていきたいと思います。
by Kuriyama