庭について
2022.7.8
先日植栽の選定に行ってきました。
植栽は樹形やメンテナンスのしやすさなど、
庭師さんと話をしながら決めていきます。
「山採り」といって山に生えている木を
そのまま植えることが多いです。
山の木は競争しながら明るい方に伸びていきます。
曲がったり、特徴的な樹形をしている木には
躍動感と味わいがあります。
わたしたちは住宅と庭をセットで考えます。
リビングでの寛ぎではこんな景色を見てほしい…
キッチンから庭の緑や花を感じながら
料理ができたらいいな…など。
室内に入ってくる木漏れ日や樹木の影、音、
葉の揺らぎといった心地よさは、
庭以外ではなかなか得られないものです。
慌ただしく過ぎていく日々に、
四季の移ろいが少しでも感じられる庭にしたいと
想いながら計画しています。
庭はお引渡しが完成ではありません。
水やりや植栽の剪定など、定期的に手を加えれば
美しい庭を保つことができます。
下草を加えてみたり、家庭菜園をしてみたり、
樹木や野菜を育てる庭は土とつながり
生き物とつながる場となります。
幼い頃の土いじりや、花や葉っぱの香りが
大人になっても記憶に残るように、
10年、20年後も
家族と共に成長していってほしいと考えます。
Yamazaki