ひかりの筒
2024.3.29
建物めぐりをするとき、ときめくポイントがあります。
まわりが囲われていて抜けた先から
ひかりが溢れている空間です。
抜けた先に、景色が見えていて
その色が壁に反射しているのもいいですし、
見えずに奥の景色を想像するのも好きです。
しばらくの間ぼーっと立ちつくしてしまいます。
国見町生涯学習センターみんなんかん/国東
ガラスによって彩られたひかりが
差し込んできていました。
風の丘葬斎場/中津
エントランスを抜けると広場につながっています。
豊田市美術館/豊田
別館の高橋節郎館の休憩室への入口。
自然の緑が壁に映されています。
猪名川霊園/猪名川
ずっしりした壁と天井・ドアの向こうから
覗くひかりが素敵でした。
雨の日の煌々としていない、
しっとりとしたひかりも好きです。
ふと写真を見返すと、同じようなアングルの
写真ばかり取りためてしまっています。
写真だけでは伝わりきれない
ひかりの奥行き感がその空間では感じられます。
心地のいい空間をご提案できるように
日々のこうした経験を大事にしていきたいと思います。
Tanaka