永く大切に
2025.11.7
自分で言うのもなんですが、
私は物持ちが良いほうだと思います。
学生時代からつけている腕時計や、
鞄、筆箱、財布、お気に入りの物は
手入れしながら永く大切に使用しています。
目まぐるしく新しいものが開発され、
供給されるこの時代で、手入れが必要だったり、
経年で変化していくものは
少なくなっているように感じます。
その昔、衣服が高価だった和装の時代には、
「染め替え」という文化があったことを
ご存じでしょうか。
古くなったり、色や模様に飽きてしまった場合、
現代なら買い替えることが一般的ですが、
古来、日本には大切にモノを繋ぐための
文化がありました。

その考え方や価値観を継承したい思いから、
公式のアフターケアとして染め替えを行っている
「Pheeta」というアパレルブランドがあります。
シンプルながら、
海外の伝統的な手刺繍をデザインに取り入れた
素敵なモノが多く、
私も手刺繍が施されたシャツを持っています。
購入当時は「染め替え」という文化を
知らなかったのですが、
店員さんの説明に心を動かされ、
永く大切に使えるものに惹かれる私は、
迷わずそのシャツを購入したことを思い出します。

購入から6年が経過して、
少し色が薄れ、
それはそれで素敵な風合いになってきたのですが、
これをきっかけに染め替えの依頼を
してみたいと思います。
Nonaka







ものを買うとき