誰かの暮らしに寄り添う家をつくりたいと思うとき、間取りでもなく、設備でもなく、まず“光の気配”を想像します。 朝の光が、まだ眠たそうな木のテーブルをそっと起こすように照らします。ブラインド越しの粒のような光は、外の景色を日記のように切り取っ...
「家づくりの考え方を共有したい」とお客さまから本を貸していただきました。 そこに書かれていた「めいめいの暮らし」とは、既製品ではなく、各々の感性や生活に合ったものを選び、つくり、直しながら暮らす生き方です。 著者の秋岡さ...
先日、名古屋市緑区にある相生山緑地にお散歩に行きました。私は家で過ごすことが多いため、久々に森の中を歩くと自然はいろいろな表情を見せてくれました。 最初に出会ったのは、生い茂る木々の向こう、丸太階段の先に陽光が差込む景色です。 陰...
自分で言うのもなんですが、私は物持ちが良いほうだと思います。 学生時代からつけている腕時計や、鞄、筆箱、財布、お気に入りの物は手入れしながら永く大切に使用しています。 目まぐるしく新しいものが開発され、供給されるこの時代...
私が生まれ育った家にはヤブツバキという冬に花を咲かせる木があります。 花を咲かせた後、秋にかけて実を大きくし、実が割れて種を落とします。 その種と殻がかわいらしく、部屋に飾っていました。 昨年の秋に、それが椿油の原料になることを知り、種を集...
朝7時。 一日のはじまりに、澄んだ光が東から差し込み、壁にうっすらと影を落とします。 光がゆっくりと動き、いつものダイニングが、ほんのわずかな時間だけ特別な場所に変わる。 何気ないこの瞬間に、心がふと解けるような情緒が宿ります。 私たちがつ...