お風呂のイスにも黄金比

先日 お風呂のイスを買いました。

無印良品のものです。

ほかのお店をまわりましたが いいものが見つからず、

私の住む高山には店舗がないので、
岐阜市まで遠征して購入してきました。

お風呂のイスなんかで　と言ってはなんですが…
なんやかんやと一ヶ月も探していたので、
ひと目見て 心を奪われてしまいました。

ややマットな質感
白すぎないやわらかい色
直線と自然なカーブのみのシンプルな形
ロゴが入っていないこと

座面の寸法は ２９×１８で…
おぉ！ 偶然か必然か 黄金比でした。

それにしても、
そういった すっきりときれいなものというのは、
探してみると なかなか というか全然 売っていないものです。

日用品として適した価格の範疇で
色、質感、形 それぞれの良いバランスを見いだし、
その上でロゴを印さないということは、
難しいことなのだと再認識。

オーダーメイドの注文住宅の設計も、
紐解いてゆけば 小さなデザインの集合体です。

よい住宅をかたちづくれる、
色、質感、形、価格のバランスの取れた細部を、
どれだけ多く 見いだすことができるか。

それが 住宅設計という仕事の醍醐味かな…と、
お風呂のイスに腰掛けつつ思う
冬の夜でした。

by  Shimizu