自然素材の大切さ

2017.5.1

 

地元の家具の製造工程を見学させて頂く機会があり工場にお邪魔させて頂きました。

 

社員の方が黙々と作業に取り組んでいる中、木材の資材置場に案内され、そこにはこれから家具になっていくであろう製材された沢山の木材が倉庫に高々と積み重ねられておりそれぞれに産地や樹種が書き込まれていました。

 

スタッフの方が目の前にあったウォールナットを指差し「この材料は近い将来手に入らなくなると思います。」そんな状況なの?と聞いて驚きました。年々、材料確保が難しくなってきているそうで大きい材が取れなく質も落ちてきています。林業が確立されている国は持続できる環境が出来つつあるようですが中国等はまだまだだそうです。

 

三大銘木と呼ばれる マホガニーやチーク等の材も禁止又は規制されているため、よく似た木を選んでそう呼んでいたりしています。床材でよく使用するナラも徐々に少なくなっていて産地が違うホワイトオークをメーカーさんにすすめられることもあります。

 

自然素材は長年の年月をかけて形になっていくものです。
だからこそ価値があり、年月を重ねてもそれに見合った美しい表情をだしてくれるのかなと思います。

 

 

by sumida