時間と椅子

2024.1.19

私の自宅には、
ハンス J.ウェグナーの名作「CH24」が二脚あります。
購入から5年と2年が経ったお気に入りの家具です。
 
他の椅子にはない滑らかな曲線から構成される
アームと背もたれの座り心地は
唯一無二の椅子と感じます。
 

 
私の朝は、珈琲を淹れることから始まります。
まだ、頭が目覚めていないので、
淹れたコーヒーを飲みながら、椅子に深く腰を掛け、
背筋を伸ばすようにもたれ掛かることで、
なんだか目が覚めてくる気がします。
滑らかな曲線の背もたれは、
体重をかけても背中に角が立たないので、
簡易的な
ストレッチポールのような使い方をしています。
 

 
休みの日は、家事などを済ませた後、
簡単な昼食を取ります。
食べ終わった後は、スポーツのハイライトなどの
動画を視聴するのですが、
椅子には浅く
腰を掛けるようにして座ることが多いです。
アームに腕をかけることで、
上体が斜めになりラウンジチェアの様になるので、
長い時間、同じ体勢でも疲れることが無く、
ついつい時間を忘れてしまいます。
 

 
夕食時は、その日の事を話しながら
食事をとるのですが、
アームと背もたれが曲線となっているので、
自然と相手の方へ身体が向き、
コミュニケーションを取ることが出来ます。
たわいもない話ですが、大切な時間となっています。
 
これらすべてが、
ウェグナーが意図して
デザインしたものなのかは分かりませんが、
単純な食事用の椅子ではなく、
様々なシチュエーションに
合わせることの出来る椅子として、
世界中から長く愛され続けているのだと思います。
 
日々の生活をそっと支えてくれるような椅子を
置いてみてはいかがでしょうか。
 
Nonaka