まだ見ぬ建築
2015.7.28
先日、建築家のザハ・ハディット氏の新国立競技場案が白紙になりました。
白紙となったザハ案を実際に目にすることはできないのでしょう。
建築の世界では、計画はされるものの実際に目にすることの無いことが間々あります
それに反して、建築されないことを前提に建築を考える人がいます。
今回は見ることの無い建築を描く野又穣氏の作品をご紹介します。
野又穣氏は、美術家であり「空想の建築」を描いています。
近年では、2013年に「空想の建築~ピラネージから野又穫へ~」
を開催して話題を集めました。
実際に建築されない=建築から「人」という要素を排除する。
空想の建築は、現代失われつつある建築のモノとしての力や魅力を感じます。
今回のザハ氏の案も後世に何かを残してくれることを期待します。
by Shinada