庭
2017.4.10
自宅の観葉植物に新芽が出はじめ、春を感じる今日この頃です。
皆さんは「庭」に対してどのようなイメージをお持ちですか?
メンテナンスが大変・・・
枯らしてしまいそう・・・
など、マイナスのイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
一般的には建物をつくって残りが庭と考えられがちですが、
建物を設計するときには庭も同じ割合で一緒に検討し、つくっていきます。
以前読んだ本の中で「建築は他からの力を借りて成り立つもの」とありました。
周囲の自然環境や時間の流れ、住み手の変化・・・
建物はできあがった時が完成ではなく、
いろんな「他からの力」が加わることで成熟していくものだと考えます。
その中で庭をどうつくっていくか・・・
私は設計をしていく上で、ご家族の生活シーンを想像しながら、
できる限り季節を感じられる庭にしていきたいと考えています。
家事や勉強の合間にふと目を向けた先の緑が、季節によって花を咲かせ、紅葉し葉を落とす・・・
そうすることで四季を感じ、日常の暮らしをより豊かなものにしてくれます。
現在工事中のこちらの住まいは、3方を住宅に囲まれた奥に細長い街中の敷地に建ちます。
街中であっても光や風、自然を身近に感じられる豊かな暮らしを送っていただくために
建物に庭が入り込んだ計画とし、家のいたるところから庭が臨めるようにしました。
暮らしに潤いや癒しをもたらす植物。
樹木が難しい方は、まずインテリアグリーンから始められてはいかがでしょうか?
ショールームの植物たちもまた、新しい芽を出しはじめました。
by Yamazaki