空港は国の玄関
2016.12.19
パリ・バルセロナに行ってきました。
どの国も到着してまず目にするのは空港です。
パリのシャルルドゴール空港とバルセロナのエル・プラット国際空港を利用しました。
今回の旅行の目的地は空港ではないのですが、空港についてまずは書いてみようと思いました。何も考えず降り立った空港ですが、二つの空港は美しくその国のまさしく住宅の玄関と同じで国の印象にも大きく影響すると感じました。
シャルルドゴール空港(ポール・アンドリュー設計 フランス役人の方です)パリを代表する空の玄関は巨大なハブ空港です。
その建物はターミナルによって印象が違いますが、空にトラスやRCの開口で構成された建築で解放感と単純に気持ちの良い建築でした。
建設から30年以上も建っているとのことですがモダンな印象を持たせる建物はさすがと言った感じです。
もう一つは2009年に完成したまだ新しいバルセロナ・エルプラット国際空港。
バルセロナ出身の建築家(設計リカルド ボフィル) によって建てられました。
ボフィル氏はバルセロナ市内に数々の作品を残している人気の建築家です。
天井の高い、大きな空間がとても印象的で、天井に開口が少なくシンプルに見えるのですが、自然光も最大限に入り、大理石の白い床。まさにバルセロナの印象をそのまま空間でした。
どちらの空港もこれからのその国の旅のスタートとなる、国の印象を決める場所である重要な「国の顔」これからの旅の目的地への期待が高まりました。
後日、日本に帰ってきた時の成田空港の印象がまさしく日本の印象と考えるとちょっと残念に感じました。
パリ・バルセロナ空港のスタッフの笑顔の素敵さもあったかと思いますが空間の豊かさにはかなりの差が・・・