六甲枝垂れ
2015.6.8
3月の終わりに六甲山にある三分一博志さん設計の六甲枝垂れを見てきました。
名称の通り、六甲山に枝垂れる大きな樹木のようで傘の下は心地よい木漏れ日が射します。
標高が高いのもあり、気持ちのよい風も入ってきます。
全体を覆う檜の材は方角によって直径が異なり、冬季に樹氷が出来上がるよう設計されています。
これは事前に三分一さんが六甲山の周りの樹氷ができている木々の寸法を測り、
樹氷が出来やすい径を求めたそうです。
他にも自然の力を借りた仕組みがこの六甲枝垂れにはたくさん仕掛けられています。
内部には「氷室」という部屋が設けられ、冬季に外の「氷棚」に出来た氷を切り出して夏まで貯蔵しておきます。
夏季になると、「氷室」を通して冷却した自然風を
この「風の椅子」から感じることが出来るようになっています。
南面は、太陽の光を充分に取り入れることの出来る部屋があり、
冬季でも暖かく檜の椅子に座って六甲山からの景色をぼんやり眺めることが出来ます。
地形や自然の力を借りることによって、こんなにも心地よい空間が作れるのだと、六甲枝垂れを訪れて学びました。
また、樹氷の出来る季節に訪れたいと思います。
by Kikuchi