雪花火

2015.7.6

今年の3月頭に新潟の越後妻有アートトリエンナーレへ行きました。
十日町市役所でゲットしたパスポートを首から提げて、レンタカーでアート巡りをしました。
パスポートと一緒に小さなLEDライトをもらいました。

トリエンナーレの中でもパンフレットの表紙になるほど目玉?のイベント「雪花火」をご紹介します。
わたしはこれがどうしても見たくて、この日を狙って行きました。
名前の通り、雪と花火が同時に楽しめるわけですが、想像以上に感動するものでした。
雪の深く積もる小高い丘に人の手によって作られたたくさんの円があり、これもアートなので、
この円の中には足を踏み入れてはいけないという暗黙のルールがあります。
訪れた人が円の中を踏まないように、円のふちに沿って歩く様子はなんだか微笑ましくもありました。
そして、みんなが自分のLEDライトを光の種として円の中に埋めます。

(スニーカーで挑んだのは間違いでした)

日が沈み、夜になると、みんなが埋めた種がより輝きだします。
全員参加でひとつの景色を作り上げることに感動します。

自分が埋めたのを見つけて、嬉しくなります。
そして、いよいよ花火が始まると、予想以上の近さに驚きます。大きな音が体中に響きます。
花火といえば浴衣・暑い夏のイメージなので、寒い中分厚いコートを着て、雪の上で見る花火はなんだか不思議でとても新鮮でした。

3年に一度のトリエンナーレ。わたしにとって特別な思い出になりました。
年を重ねて、いつかまたこの雪花火をみたいなとしみじみ思いました。

by kawai