デザインあ
2018.4.9
普段何気なく生活している中で身の回りにあたりまえに存在しているもの
スマートフォン、洋服、車、建築…
そんな日常的なものを、デザインの視点から見つめなおし斬新な映像と音楽で表現し、
こどもたちにデザインの面白さを伝えるNHK Eテレの番組、
「デザインあ」のコンセプトをベースにした展覧会が富山県美術館で開催されています。
展覧会では、身の回りにあたりまえに存在しているモノ・コトを
観察・分類分解・再構築といった普段とは違った視点で見ることで、
デザイン的な思考プロセスを楽しくわかりやすく体験でき、
それらがデザインによってどのようにわたしたちとつながっているのかを
五感で楽しめる内容でした。
デザインにはさまざまな分野がありますが、
すべてのデザインは物事の本質を見出し、そこに工夫を加えることで、
使いやすさ、美しさ、心地良さなどを実現することを目的とし、
良いデザインには人とモノ、人と人との関係をより良くつなげる力があります。
展覧会のディレクターの言葉に、このようなことが書かれていました。
「つくる」ことのほとんどは「みる」こと
新しい何かをつくるためのきっかけはこれまで自分が見てきた物事の中にある
わたしたちが行っている建築デザイン、つまり心地良い空間をつくるためには、
今まで見て経験した中で得た感覚が欠かせません。
部屋のつながりや距離感、幅、高さなど、空間の寸法を決める際には
自分の中にある感覚と照らし合わせて幾度も検討しています。
設計の拠り所である自分の感覚を日々磨いていきたいと思います。
By kanaoka