つくり手たちのいるところ
先日、気になっていた
陶器屋へ行ってきました。
岐阜県高山市にあります、
「しずく窯」という工房です。
飛騨地域では年に一度
「飛騨の工房めぐり」という
飛騨を拠点に活動する作家たちが、
それぞれの工房でお迎えする
オープンアトリエのイベントがあります。
年によっては開催されない時もあるようですが…
木工、ガラス、陶芸などの
つくり手たちのところへ私たちが訪れ、
モノがどのような場所で生まれるのか、
どのようにつくられるのか、
作家がどのような思いでつくっているのか、
目で見て、肌で感じ、また直接作家の思いを
聞くことができます。
しずく窯さんへは作品の写真をみて、
目を惹きつけるきれいな青を
実際に見てみたいなと思いお伺いしました。
工房ギャラリーに
並べられている作品のなかで、
きれいな形のマグカップだなと思ったものを
選び購入しようとしたのですが、
作家の中西さんが、
「たくさんあるから持ってみて選ぶといいよ」
と言ってくださり、
20個ほどあるマグカップの中から
選ばせていただきました。
青い色、線の細さの見た目が
異なることはもちろんのこと、
マグカップを持った時に、
「あ!これだ!」と手に触れて、
感覚的にいいなと思うものがありました。
工房も拝見させていただいて、
どのようにできるのか背景を知り
どのような思いでつくっているかを
お聞きすることでモノに対する
思いがより深まりました。
作家の中西さんはとても気さくな方で、
あまりの居心地の良さに
ついつい長居してしまいました。
日常的に使うモノだからこそ、
自分に合うお気に入りのマグカップに
出会えてよかったです。
永く、大切に使っていきたいです。
私たちが設計している家も永く、
大切に暮らしていただけるよう、
思いのつまった特別なものにしていきたいです。
Motosaku