古くて新しい参考書
2021.9.17
祖父母の家を整理していたら
「朝日住宅図案集」という本と
家の手書き図面原本が出てきました。
この本は1929年(昭和4年)に発行されたものなので
90年近く前の本です。
内容は東京郊外型住宅の
設計コンペ入賞図案を収録したものです。
この本には85案の間取りが掲載されていて、
使う素材なども細かくまとめられています。
祖父母の家は祖父が自分で設計して建てたので、
いろんな間取りを参考にしていろんな感情を込めて
図面を書いたのだと思います。
自分は建売住宅で育ったので、
祖父母の家に行くと子供ながらに
造りの違いを感じていたかもしれません。
今思うと、少し薄暗い空間が居心地よかったり、
木の触り心地がよかったりと感覚を思い出します。
建売住宅は言葉を選ばなければ
経済の論理でつくられるのでそこに感情はなく、
少し寂しい感じもします。
古くて新しい参考書籍も手に入ったので、
改めて間取りについて勉強してみようと思います。
Kai