額装の楽しみ

2024.3.1

先日、ギャラリーで絵を購入しました。
グラシン紙という紙風船に使われている薄い紙に、
水彩で描かれた花が糊付けされた繊細な作品です。
 

 
ギャラリーで額装をお願いすることもできましたが、
せっかくなら気に入った作品を
最高の形にコーディネートしたい、
欲求に駆られた私は自分で額縁を探すことにしました。
 
フルオーダーという選択肢もなくはないですが、
予算もあるので今回は種類の豊富な額縁専門店で
選ぶことに。
 
作品の端部までみせる額装も良いですが、
正方形の作品の形や水彩の花がより一層際立つように
マット紙(作品と額縁の間に挟む厚紙)を使うのも
魅力的です。
 
店主さん曰く、マット紙を挟むことで
直接ガラス面に作品が触れるのを防ぎ、
作品保護にも繋がるとのこと。
なるほど確かに、と大きく頷き採用です。
 
マット紙は何種類もある白色から
作品の色味と照らして選び、
額縁のサイズも
店主さんの助言を受けながら選びました。
 
枠は木製のオーク材で、
クリアからカラフルな着色まで
様々な塗装から選ぶことが出来、
クリア塗装と素地(塗装無し)で悩みました。
 
塗装をしている方が木の保護も出来て丈夫だ
ということは知っているのですが、
繊細で素朴な作品の雰囲気には素地が良い気がします。
最終的には額縁にあまりストレスがかからない環境に
飾るということも加味し、
素地としました。
 
額装が完成した時、店主さんに
素地にして正解でしたね、作品によく合っていますよ
とお言葉をいただき、悦に入った私。
 

 
額装を考えることはギャラリーで
絵を鑑賞している時間と同じくらい幸福な時間で
自分の足りない知識や想像を補って下さる
店主さんの助言も心強かったです。
 
家づくりのお打合せとも少し似ているなと思い、
こんなに幸せな時間なのかとほっこりしました。
 
これから家のどこに飾るか考えるのも
楽しみのひとつです。
 
Kimata