家づくりと思い出

2024.8.2

家づくりをしようと思った時に、
家族とどんなお話をするのでしょうか。
 
「明るく開放的なダイニングにしたい」
「家事動線を楽にしたい」
「落ち着きのあるリビングにしたい」
など新しい家ではこんなことをしたいと
未来へ向けてお話をすることが多いのではないか
と思います。
 

 
もちろんそれはすごく重要なことだと思いますが、
すこし過去に思いをはせてお話ししてみるのは
いかがでしょうか。
 
私は、家づくりは単純に家を造るだけでなく
仲がより深まるよう家族の絆も
いっしょにつくっていると思っています。
 
例えば、家づくりのお話と絡めて、
ご夫婦で付き合っていた頃のデートの思い出を
話し合ってみるのはいかがでしょうか。
 
「一緒に行ったレストランはご飯もおいしかったし
素敵だったよね、また行きたいね」
「自然に囲まれながら過ごしたカフェでの
静寂な時間は、贅沢な時間だったよね」
 

 
そうすることで、家族の仲が深まるだけでなく、
家づくり自体がより楽しくなるのではないでしょうか。
 
そして、もしよろしければそういった話を
私たちにお話していただけますと嬉しいです。
 
私たちはただ住むための箱を造っているのではなく、
家族の思い出を蓄積していく暮らしを
デザインしています。
お客さまの家をより良くしていく要素があると、
それだけ設計の質も上がり、
より鮮明に彩り豊かな暮らしとなります。
 
また、家を建てた数年後に私たちと家づくりで
いろいろお話ししたことも良い思い出として、
お客さまの記憶の中に残っていてくれたら嬉しいです。
 
Masuda