その先の光

2024.8.16

「小さな風景からの学び」
建築を勉強し始めた頃に影響を受けた本のひとつです。
身の回りに潜む風景が
150の気づきに分類されているもので、
同じ要素を持つ写真が複数集まることで
見えてくるものがあります。
 
「光」という言葉だけでも、
「僅かな光」「染みわたる光」「差し込む光」など、
具体的な表現に分けられていて、
その中に「奥が明るい」という気づきがあります。
誘いこまれるような光は、
本を手に取る以前にも心惹かれた記憶がありました。
 

 
建築を見に行くようになってからも、
その先が気になるような光の表情に出合うことがあり、
時にはその光景が、
かつて自然で見た風景と重なります。
 
TSUGU/京都

 
建仁寺/京都

 
江之浦測候所/小田原

 
何となく良いと感じる瞬間、
なぜかわからないときも、
集めれば共通するものがあるかもしれません。
その気づきを形にしていけたらと思います。
 
鶴岡ミュージアム/鎌倉

 
Mori