牛久のギャラリー

2016.7.26

以前、勉強のために訪れた恩師・堀部安嗣先生設計の「牛久のギャラリー」を紹介します。

茨城県牛久市の住宅街にあるギャラリーとアトリエ、住宅の要素からなる建築です。

内覧会等が開催されていますので、実際に中に入り見学することができます。ただ、展示作品を見ないで建築だけをみることは失礼にあたると思いますし、展示作品が飾られている生きた空間を体感することが、もっともその建築が生き生きとした状態だと思いますので、ぜひその心構えで見学していただくと、よい建築が体験できるのではないかと思います。

 

実際に訪れると、図面上で考えている以上のことが、五感を通じてより深く体感することができます。

そのひとつに、外部からのアプローチがありました。公共性の高いギャラリー部分のアプローチにおいて、確かに建物中央に位置する中庭部分がギャラリー利用者を導きやすくする機能を持っているのだろうと考えていましたが、実際にその場に立つと、招かれている感覚を与えられつつも、街路樹すらも敷地の一部と感じさせる植栽計画により、アプローチがより長く感じられ、ギャラリーに求められる非日常性を感じさせる外部アプローチとなっていました。

その他にも多くのことを教えていただいたように感じます。

少し遠いですが、ギャラリー等が開催されていますので、ぜひ訪れてみてください。

 

by hatakeyama