造り手
2018.12.28
「職人の手造り」
どうやら私はこの言葉に弱いようです。
包丁もそうでしたが造り手の見えるものが大好きです。
今回はそんな私の愛用品シリーズを。
先日、眼鏡を新調しました。
以前の眼鏡は泰八郎謹製のこちら。
現在にいたるまで約50年、セルロイド一筋で、
その手から生み出される泰八郎謹製は「ノー芯」という伝統的な製法を用い、
一本一本丹念に手磨きすることによってとても温かみのある
柔らかい質感に仕上がっています。
今回は井戸多美男作のこちら。
サンプラチナ製の眼鏡造りを得意とする数少ない眼鏡職人。
非常に複雑な数多くの工程を一人でこなす職人技は、メタル職人でも突出した存在です。
泰八郎さんと多美男さん、どちらも福井県鯖江市の眼鏡職人さんで、
1本1本職人による手造りのため大量生産ができません。
ネイエの家づくりも同じです。
住まいは大量生産された「箱」ではなく、消費されていく「モノ」でもありません。
住まい手のこれからの「暮らし」を設計士、監督、職人、その住まいに関わるみんなが、
ひとつひとつをていねいに考え住まい手の「想い」をカタチにしています。
by okuma