手間暇をかけること
2019.8.9
先日何年ぶりかにインスタントカメラを持って
旅行に行きました。
インスタントカメラはデジタルとは違い、
撮った写真をすぐに確認できないし
現像も少し面倒だなと思ってしまったりと
だんだん使う機会が減り
インスタントカメラを使うのは思い返すと中学校の
卒業旅行ぶりのように感じます。
今はデジタルカメラで簡単にキレイな写真が撮れるし
枚数も気にしなくていい。
だけどいつもの写真を見返すと
もっと角度を合わせて撮ればきれいだったのになと
後悔するものも多かったり、、
実際にインスタントカメラを使ってみると
フィルムの枚数が限られているため
本当にここで一枚使っていいのだろうか
時間をかけてどの風景を切り取ろうかと真剣に考えたり
残りの枚数が0となるときには本当に想い出の詰まった
フィルムとなっていました。
撮った写真はデジタルのように確認ができないので
どんな写真が撮れたのかなと
面倒に感じていた現像もいつしか楽しみに
変わっていました。
インスタントカメラならではの色合いや
少し荒っぽい質感も魅力的ですが
考え抜いて写真を撮り、フィルムの現像をしに行く
その手間暇をかけること自体が大切なように感じます。
暮らしも同じように
朝早く起きて豆から挽いたコーヒーを飲む
水やりのついでに草木の手入れをする
何気ない生活にひと手間を加えることで
日々の暮らしに豊かさが生まれるのでは
ないでしょうか。
私も今日は豆から挽いたコーヒーを飲み
ホッと一息つきたいと思います。
by Kuroda