住まうように泊まる

2019.11.8

先日、中村好文さんという建築家の方の講演会に
いってきました。
 
そのときのテーマは「住み継ぐ」ということで、
空き家問題もある今っぽいテーマでした。
 
テーマに関連する自作を取り上げながらお話され、
ミナペルホネンの皆川さんと中村さんが共同で
ディレクションされた
京の温所についても
お話されました。
 
京の温所とは、昔からある京都の町家を改修した
宿泊施設です。
 
以前、宿泊した経験もありますが、
とても馴染みやすい空間でした。
 

 
京の温所は何種類かありますが、私が宿泊したのは
「京の温所 釜座二条」です。
 
住宅のようなプランで、一棟貸しの施設のため宿泊・
生活・暮らし・住むなどが曖昧に混ざり合ったような、
滞在することが今までに無いような感覚でした。
 

 
全体のつくりはコンパクトな空間で、
天井も低いのですが、庭に面した窓のスケール感や、
スチール階段の線の細さと吹抜けなどが
狭さを感じさせないような印象でした。
 

 
ベージュの壁や木に囲まれるような空間は
温かみがありほっと安らぐような気がしました。
 

 
真っ白な壁天井をご提案することも多いのですが、
温かみのある色味の選定も良いなと思いました。
 
前回は1泊だったので、数年後に、今度は連泊したいと
思います。
 
by Kai