つくること

2020.10.9

いきなりですが、レゴが好きです。
そのシンプルな仕組みの中に
無限の広がりを感じるからです。
お出かけがなかなかできない中、
先日息子にレゴを与えました。
気に入ってくれて、いっしょに
いろいろつくっています。
基本は息子がつくり、お話ししながら
私が少し手を加えるような感じです。
 

 
その感じは家づくりに似ているように思います。
敷地環境やご家族の想いが基本にあって、
そこに対話しながら少し手を加える感じ。
家づくりのお打合せは、
一方的なご提案ではなく、
ご家族といっしょに家をつくる時間だと
考えております。
ご家族と対話する中で想定外の方向に展開し、
新しいアイデアが生まれる。
この瞬間が最もエキサイティングで、
みんなの気持ちがひとつとなっていきます。
 

 
これはご家族との対話だけでなく、
現場の職人さんとの対話でも同様です。
アイデアの押し付けではなく、
対話の中でお互いの力を引き出し、
いっしょに生み出す感覚。
これが「つくること」の本質のように思います。
 

 
誤解を恐れず言いますが、
家は買うものではなく、つくるもの。
旅が目的地に着くまでの道のりにドラマがあるように、
家づくりも「つくる」という過程を
大切にしたいと思っています。
いろいろあった道のりの先には
きっと素晴らしい世界がひらけると信じて、
対話しながら、今日もペンを走らせます。
 
Shiota