ノッティングの椅子敷き

2022.2.11

この冬はじめて織物に挑戦しています。
ノッティング織りという広島県の倉敷で考案された
綿やウールで織られた椅子敷きです。
ノッティングとは
「 knot(ノット)= 結ぶ 」
からきているそうです。
 
つくり方はとてもシンプル。
たて糸に木綿糸を張り、
束にしたよこ糸を結びつける作業を
繰り返していきます。
よこ糸には捨てられてしまうような
短い糸でも使用できるため、
昔の方のもったいない精神から生まれたとの
話もあります。
 

 
私自身、倉敷に元々ご縁があったわけでは
なかったのですが
偶然お店で展示されている作品を見て
そのあたたかさがとても魅力的で手に入れたくなり、
せっかくならと自分でつくってみることにしました。
 

初めての作品にはきれいな青色の毛糸を選びました。
ウールの毛糸なので保温性はもちろん
通気性も良いため、1年中使えそうです。
なんといっても柔らかな肌ざわりがたまらなく、
製作中も幸せな気持ちになります。
 

 
束ねた糸を一つひとつ、手で結んでいくので
完成までの道のりは長いですが
手間と時間をかけていく分、
大切に使おうという気持ちも大きくなります。
 
デザインを変えてみたり、
違う素材の糸で織ってみたり
次はどんなものをつくろうかなと考えることが
たのしい時間になりました。
 
Ogawa