みんなでつくる家

2023.9.1

先日、高校時代からの友人の家の
お引渡しがありました。
街中からほど離れた山奥に建つ、平屋のお住まいです。
緑豊かでのどかな風景になじむよう大きな屋根をかけ、
自然と外へ視線が抜けるようにしました。
北側からは柔らかい光が入り込み、
窓の奥へ目を向けると季節により桜や紅葉で彩られた
景色が見られます。
 

 
ご実家の近くでの計画ということもあり、
地域のご縁のある方々にも携わっていただきました。
ダイニングの照明は和紙職人さんである
お施主様ご友人のお父様に。
和紙の繊維を少しずつ広げながら、何層にも重ねて
数ヶ月時間をかけてつくられているようです。
あかりを灯す前は表面の凹凸が表情豊かで
光を通すと繊維の重なりが浮かび上がり
とても美しいです。
 

 
お庭はお父様のご友人の庭師さんに。
暑さもあり、涼しくなってきた秋ごろに
作庭していただく予定です。
またお庭ができたころに伺うのが
今からとても楽しみです。
 

 
ネイエの家は手づくりのものが多く
大工さんをはじめ家具や建具、左官の職人さんなど
とても多くの方々に手をかけていただいて、
たった一棟のお家ができあがっています。
お家の素材もひとつひとつ一緒に考え、
ていねいに選んだものたちばかり。
長く、日々に寄り添い、ご家族の生活を
豊かなものにしていってくれると嬉しいです。
 
Ogawa