時間を継ぐ
2025.1.6
自宅のダイニングテーブルを新調しました。
新調といっても購入したのは1960年代に
フィンランドで作られたヴィンテージの家具。
半世紀以上前から使われてきたものなので、
小さな傷もいくつかありますが気にならない程度で
長い時間大切に使われてきたのだろうな
と想像できます。
裏側には小さな子供かな、と思うような落書きが
彩りとともに描いてありました。
これも一見すると汚れにも見えますが、
長い時間使ってきた遠く離れた見知らぬ家族の時間を
受け継いでいるようにも感じます。
こんなにも長いあいだ使われてきたものが
今こうして受け継がれているのは、
良質な素材とデザイン、そしてていねいな作りから
できたものだからなのだと思います。
安価に大量生産で作られたものとは違い、
本物の素材は時間とともに輝きを増していきます。
時代を超え、永く愛される。
わたしたちの家づくりと通じるものがある
と感じました。
Kanaoka